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鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰、京都らしい姿をした三山の麓。
王朝の昔、天皇の綸旨に用いる紙を漉いたと言われる紙屋川の清流を取り込み広がる豊かな自然。
この恵まれた自然美の中にとけ込むように、美しい佇まいを見せるふたつの庭。北山台杉と紀州石とを贅沢に使って、楓と梅林を巧みに配した北庭。
紙屋川の西岸の斜面から続く遊歩道に沿って始まる南庭。
四季それぞれの自然の景観にとけ込むように、広大な庭園に点在する屋敷や茶室。日本の粋や贅をこらした現在では貴重な建造物を移築、再生した七つの館は、京料理を楽しむ料亭や京町屋のお食事処として、また迎賓館、茶室として、多くの方の「京の別邸」として、今ここに。
(千寿閣・紫峰邸・松峰邸・峰玉亭・玉庵・聴松庵・酒樽茶室)
古くから都として栄えた京都。料理文化が発達する素地から生まれた日本独自の「おもてなし」のカタチ。日本料理の中にあって、いまやひとつのブランドとなった「京料理」。「京料理」の定義は、「日本料理の基本である懐石に、京都の食材、特性、風土、気候を加味したもの」あるいは「野菜や乾物、大豆加工食品を中心とした素材の味を活かす、洗練された日本料理」。味だけでなく、見た目や雰囲気を含めて「五感」で愉しむ料理であるとされるこの京文化を凝縮した「京料理」はもちろん、遥か庭園を見晴らす店内で楽しむ、旬の厳選食材を使った「中国料理」、京町屋で味わう「とり料理」、季節の「松花堂弁当」、夏の風物詩「渓涼床」まで。雄大な自然の中の、庭園美と美食のコラボレーションを、ぜひお楽しみください。